


- コヤ所長
- 日本には人が住んでいる島はいくつあると思う?
- スピカ
- うーん…100くらいかニャ?
- コヤ所長
- もっともっと!実は416島もあるんだ。
- スピカ
- いっぱいあるニャー!
- コヤ所長
- 北海道から沖縄まで、400以上も島があると自然や文化、そこに住む人々などそれぞれの良いところがあるんだよ。
- スピカ
- 全部の島に行ったことある人っているのかニャ!?
- コヤ所長
- ほんとだね。
ボクはこの前、はじめて長崎県の対馬という島に行ったんだ。全部行こうとすると残り415島!大変だー💦
キミは島の名前、いくついえるかな?


- コヤ所長
- この写真のウミガメが食べているのはなんだと思う?
- スピカ
- クラゲかニャ?
- コヤ所長
- これビニール袋(プラスチック)なんだ。
- スピカ
- お腹こわすニャー!!
- コヤ所長
- ふだんクラゲを食べているウミガメは、まちがえてビニール袋を飲みこんだり、捨てられたロープなどにからまって死んでしまうんだ。 海の中のプラスチックごみは、ウミガメだけじゃなくて、いろんないきものや漁業などに大きな影響があるんだよ。
プラスチックごみは海の中でマイクロプラスチックと呼ばれる小さな粒になって、数百年も海の中に残り続けると考えられてるんだ。このままだと2050年には海の中のプラスチックがすべての魚の量より多くなってしまうんだって!
- スピカ
- 釣りスピのいろんなステージもプラスチックだらけになっちゃうのかニャー...
- コヤ所長
- そうならないためにも、ボクたちもプラスチックのごみが減るように心がけたり、使い捨てしないでリサイクルするようにしないとね。


- コヤ所長
- 日本は昔より魚がとれなくなっているっていわれているんだ。
- スピカ
- そういえば、サンマがとれないってニュースでみたニャー
- コヤ所長
- 2014年から5年間でサンマやサケ、スルメイカのとれる量が74%減ったというデータもあるんだよ。
- スピカ
- そんニャに!? サンマだけじゃニャイの?
- コヤ所長
- そうなんだ。しかも日本でとれる魚は減ってるのに、とれた魚の約3〜4割が「未利用魚」として捨てられているんだよ。おいしいのに、数がとれない、大きさがバラバラ、あまり知られてないという理由だけで捨てられてしまうんだ。
- スピカ
- モッタイニャイ!ボクがたべるニャ!
- コヤ所長
- もったいないよね。だから日本各地でとれた魚をムダにしない取り組みも始まってるよ。長崎県の五島列島では未利用魚を魚のハムにしたり、回転ずしで未利用魚のおすしを出すようにしたり。おいしい魚をいつまでも食べられるように海の資源を大切にしないとね。


- コヤ所長
- ねぇスピカ、急に学校がなくなるっていわれたらどう思う?
- スピカ
- それは困るニャー
- コヤ所長
- だよね。でも日本の島にある学校が少しずつ閉校になっているんだ。
- スピカ
- ニャンで?
- コヤ所長
- 日本は毎年人口が減っているけど、島ではもっと早いスピードで減っているといわれているんだ。島の子どもの数が減ると、島の学校が閉校してしまう。そうすると残った島の子どもやその家族も学校のある場所に引っ越さなくちゃいけなくなって、ますます島の人口が減ってしまうんだよ。
- スピカ
- 島を出なくちゃいけニャいの?
- コヤ所長
- だから島の学校を続けるために、都会の子どもが島の学校に通う「離島留学」などの取り組みも行われてるんだよ。
- スピカ
- へー、島の学校、たのしそうだニャ〜!


- コヤ所長
- 「釣りスピリッツ」で釣れる魚は何種類くらいいるか知ってる?
- スピカ
- 180種類くらいかニャ?
- コヤ所長
- 正解!さすがスピカ。じゃあ日本の海にいる魚は何種類?
- スピカ
- う〜ん…1000種類くらいかニャ!
- コヤ所長
- 実は3700種類もいるんだよ!
海にいる魚は世界中で約15000種といわれているから、その約4分の1が日本の海にいるんだ。
- スピカ
- すごい!釣りスピで釣れる魚もまだまだ増やせるニャー
- コヤ所長
- 増えるともっと楽しくなるね!日本の海は世界のなかでも特に豊かな海なんだ。だからボクたちも海を大切にしなくちゃね。


- コヤ所長
- 釣りスピ開発チームのみんなで長崎県の対馬という島に行ってきたよ。
- スピカ
- 何しに行ったのかニャ?
- コヤ所長
- 漁業のことや、海のこと、離島のことを勉強しに行ったんだけど、そこで銭本慧さんというステキな漁師さんに出会ったんだ。銭本さんは研究者として、世界で初めてうなぎの産卵場所を突き止めて、うなぎの卵を見つけた人なんだよ。
- スピカ
- そんなすごい人がニャんで漁師になったの!?
- コヤ所長
- 日本はどんどん魚がとれなくなっているんだけど、それはとりすぎが原因だと言われているんだ。それを解決するには、漁師さんがたくさん魚をとらなくてもしっかり稼げて、ずっと漁業が続けられるような仕組みが必要になる。銭本さんはその仕組みを作るために対馬に移住して漁師になったんだよ。
- スピカ
- 偉いニャー!釣りスピ開発チームはどんなことを勉強してきたのかニャ?
- コヤ所長
- 銭本さんの船に乗って一本釣りで魚を釣ったり、釣れた魚を新鮮でおいしく食べられるようにする方法を見学したり、プラスチックなど海のゴミ問題を勉強したりしたんだ。
- スピカ
- どんな魚が釣れたのかニャ?
- コヤ所長
- ほら、これが釣りスピ開発チームが釣った魚だよ!
- スピカ
- すごい!普段から釣りスピで練習しているだけあるニャー。うまそーだニャ!
- コヤ所長
- みんなにも釣りスピを楽しみながら、海のこと、魚のこと、漁業のことをもっともっと知ってほしいな。


- コヤ所長
- 世界の海にいる約50万種のいきもののうち、4分の1がサンゴ礁に暮らしているといわれているんだ。サンゴ礁は栄養いっぱいで住みやすいから「海のオアシス」ともいわれているんだ。この写真みてごらん。
- スピカ
- 真っ白でキレイだニャー!
- コヤ所長
- 実はこれ「白化現象」といって海水の温度が高くなるとサンゴの中に住む褐虫藻というのが抜け出して白くなってしまっているんだ。このままだとサンゴは死んじゃうんだよ。
- スピカ
- サンゴ礁に住んでるいきものはどうなっちゃうのかニャ?
- コヤ所長
- 白化が進んで、サンゴ礁がなくなってしまうと、多くのいきものたちの住みかやエサもなくなって、いなくなってしまう。「海のサバク」みたいになってしまうんだ。
- スピカ
- 海の中も地上とおなじで暑くなってきてるんだニャ…
- コヤ所長
- このままだと50年後には日本の海からサンゴが消滅するかもしれないんだよ。
- スピカ
- 釣りスピでしかサンゴ礁が見られなくなったりするとかなしいニャー


- HOSSY
-
ボクは、魚型クリップのHOSSY(ホッシー)。アルミ製でキラッと光ってかっこいいでしょ!
- HOSSY
- なぜボクが生まれたのか、なぜ海の未来を守るのかというお話をきいてほしいんだ。
- HOSSY
-
ある日、ボクの生みの親、コイズミさんが海岸でゴミをひろっているとこわれたプラスチック製の洗濯バサミがたくさん落ちていることに気づいたんだ。
- HOSSY
- 実はプラスチックは太陽の光にあたったり、海の風に吹かれるとすぐに壊れてしまう。そして壊れたプラスチックのごみが海の中に入ってしまうとまちがって魚が食べてしまったり、百年ものあいだ海の中を漂ってしまうんだ。30年後には海の中は魚よりプラスチックの方が多くなってしまうといわれてるんだよ。
- HOSSY
-
そこで、洗濯バサミや、クリップを壊れにくいアルミ製にしてずっと使えるようにしよう!かわいい魚のカタチにして毎日楽しく使えるようにしよう!海のプラスチック問題をみんなに知ってもらおう!そんな思いで、ボクHOSSYは生まれたんだ。東京の町工場でひとつひとつ丁寧に作られているよ。
- HOSSY
-
いま釣りスピリッツでは、プラスチック製のゴミをなるべく減らしたり、リサイクルするようにして、キレイな海を守る「釣りスピぱくぱく隊」の隊員を募集中!
- HOSSY
-
隊員の証はこの釣りスピカラー「マボロシ☆ブルー」のHOSSYだ!全国のナムコ店舗で、先着でプレゼントしてるから、ゲットして海を守る仲間になろう!


みんないつも釣りスピを遊んでくれてありがとう!
釣りスピで釣れる魚が何種類いるか知ってるかい?いまは180種類くらいだよ。
でも日本の海にはなんと3700種類の魚がいるんだ。凄いよね。イイこと知ったでしょ!
でも、きっと大人も知らないよ。先生にも聞いてみなよ!

その中で、食べたことのある魚は何種類かな?お寿司屋さんやお家で食べたり、あと、かまぼこやフィッシュバーガーもお魚だよ。それでも10種類くらいかもしれないね。
釣りスピ開発チームは、魚が大好き。釣りに出かけたり、水族館で見たり、もちろん食べるのも大好き。でも、近所のスーパーではいろんな魚が売ってないんだよね。どうして少ないんだろう?美味しくないからかな?食べられない魚なのかな?
釣りスピ調査隊結成!
そこで我々は、釣りスピ調査隊を結成!このナゾの調査を開始したんだ。
そうしたら、色んなことが分かってきたんだ。日本にはなんと6852も島があるんだ!数えきれないよね。そこでは、スーパーで売ってない珍しい魚がとれて食べているらしい。

たくさんの島を調べていくと、科学者の漁師さんがいるという情報が入ってきたんだ!
しかもその人はフラットアワーという会社の社長さんでもあるらしい。科学者で、漁師で、社長?なんだかスゴいと思わないかい?RPGで例えると、魔法使いで、戦士で、僧侶の能力を持ったキャラでしょ。
釣りスピ調査隊は、そのスゴい人に会うために対馬という九州と韓国の間にある島に上陸したんだ。


島の奥地に向かって進んでいくと、どんどん人も家も少なくなっていって道も狭くなって心細くなってきたよ。
それでも進んでいくと…調査隊は、ついに人口20名しかいないある村に到着したんだ。本当に、こんなところにスゴい人がいるんだろうか?不安がピークになったとき、突然合同会社フラットアワーってカッコいいマークのあるオシャレな建物が目に飛び込んできたんだ。

この建物の中からどんな人が出てくるんだろう?でも、勇気を出して、挨拶をしてみたよ。
「こんにちは、釣りスピ調査隊です。ゼニモトさんはいらっしゃいますか?」
ドキドキして待っていたら…すーっと扉が開いて、中から出て来たのは…なんと、爽やかなサッカー選手のような人が現れたんだ!

「ゼニモトです。みなさん遠くから、ようこそいらっしゃいました!」
調査隊のみんなはびっくり!想像していた科学者で、漁師で、社長の印象とは全然違うんだもんね。あまりのカッコよさに、女性隊員の中には目がハートになってる人もいたくらい。調査隊のみんなはすぐに打ち解けて、ゼニモトさんと仲良くなったんだ。
さぁ、漁に出発だ!
さっそく、ゼニモトさんの漁船フラットアワー号に乗って漁にでかけることになった。舵輪を回して漁船を巧みに操る姿は漁師さんそのもの。


しばらく海を進むと深さ80mの地点に到着。ゼニモト漁師の指示で、みんなは釣り竿に小魚のエサをつけて海底に沈めたんだ。
突然、ズシンと重い衝撃とともに釣り竿がぎゅーんと海の中に向かって曲がる。物凄い引きで海に釣り竿ごと持っていかれそうになる。リールが重くて中々巻けない!
バトルの末になんとか引き上げると釣りスピでしかみたことないような巨大な60センチのクエだった。


バタバタと暴れるクエを船にある台に乗せるとゼニモトさんは突然博士に変身したように見えた。メスのようなナイフと細い針金のような道具を持ったかと思うとそれをクエの頭にスッと差し込んだんだ!
すると!あっと言う間にクエがおとなしくなったんだ!神経締めという技術らしい。脳と神経を一瞬で麻痺させてしまう。そして、エラの付け根から血を抜いてしまう。
これによって、とれたての新鮮さが長持ちするんだって!まるで本当の魔法使いみたいなテクニックの前に、調査隊のみんなはびっくりして、口があんぐりと開いたままになっちゃったんだ。




魚をおいしく食べてもらうスゴ技!
その後も次々に凄い魚とファイトが続いて、全部で20匹以上釣ってフラットアワーの加工場に魚を運んだんだ。


そこでは、魚をもっと美味しくさせるために熟成させたり、マイナス30度で魚を一瞬で冷凍する装置があって、全国のお客さんに一番美味しく魚を食べてもらうための工夫を丁寧に説明してくれたんだ。その時のゼニモトさんは社長に変身していた。




さらに驚いたのは、ゼニモトさんの作ってくれたお刺身を食べたときなんだよ。ヒラマサという魚のお刺身を、色んなワザで料理して食べさせてくれたんだ!お刺身を色んな食べ方で味わったことあるかい?ある時は、コリコリと歯が喜んで、ある時は、香ばしい香りとジューシィさに舌がとろけるような美味しさなんだよ。
ゼニモトさんはさらに料理人のチカラも持っていたんだ!博士と漁師と社長と料理人のチカラを併せ持つゼニモトさんに、みんなもうすっかりファンになっちゃった。


もっといろんな魚がいて、どれもおいしい!
合同会社フラットアワーは、大きくなった魚しかとらないんだ。まだ子どもの魚を「ちぎょ」っていうんだ、漢字で書くと「稚魚」。
この稚魚をどんどんとるとどうなっちゃうと思う?稚魚だから、小さいしお客さんは欲しくない、売れないから捨てちゃう。それに、稚魚は、子どもを産めない。稚魚をとりまくると、魚がどんどん減っちゃって、最後には海からいなくなっちゃうんだ。
海の資源を大切にしながら、海の恵みを頂くことに感謝して漁をしている会社なんだ。そして、スーパーで売っていないようなとびきり美味しいレアな魚を全国のゼニモトさんのファンに直接届けているんだ。
同じ魚ばかりたくさんとること。同じ魚ばかりたくさん売ること。同じ魚ばかり食べること。これで良いのだろうか?

調査隊は、今まで当たり前に食べてきた魚について疑問を持ってしまったんだ。そして、もっといろんな魚がいて、どれも美味しいことを、学んだんだ。きっと対馬だけじゃなくて、日本の島々には、すごい海のお宝がたくさんあるんだと思う。
だって日本の島は6852もあるんだから。その中で、人が住んでいる島は416。そこでは、素晴らしい漁師さんが美味しくてレアな魚を とっている。
でも、なかなか近所のスーパーには売っていない。どうしてなんだろう?このナゾについて友だちや先生やおうちの人と話をしてみないかい?インターネットが使えたら、フラットアワーを調べてみることから始めるとイイよ。

きれいな海を守る仲間になろう。
あと!もうひとつ大切なことを発見したから伝えておくね。対馬の海岸には、色んな国から流れ着いたプラスチックごみが溢れていたんだ。調査隊のみんなはショックだった。漁船で走っていると、こんなにきれいな海なのに、ビニール袋やペットボトルがたくさん流れてくるんだ。


海洋プラスチック問題って知ってるかい?プラスチックは何百年経っても決して自然に還らない。細かく砕かれて、魚がそれを食べて、死んでしまったりするんだ。


プラスチック製品は便利で身の回りにたくさんあるけど、長く使えるものを選んだり、ちゃんとリサイクルするようにして、魚たちの住む海を守って欲しい。
釣りスピ開発チームは、このことを守る隊員の証を用意したよ。HOSSY(ホッシー)っていうんだ。元々は、プラスチックの洗濯ばさみを無くそうとして開発されたアルミ製の魚型クリップなんだ。
この会社の社長さんに頼んで、釣りスピの色「マボロシ☆ブルー」に輝くピカピカな隊員バッヂとして特別に開発したんだ。
みんなも釣りスピ開発チームと一緒に海の豊かさを守っていこう!
※合同会社フラットアワー
 
http://flathour.com/
※MONDYAL.TOKYO HOSSYプロジェクト
 
https://mondial.tokyo/start-up-project1/
